一人暮らしに最適な犬種・猫種とは?|選び方と飼育のコツ|茨城県つくば市の『さくま動物病院』

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2025/04/22

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一人暮らしに最適な犬種・猫種とは?|選び方と飼育のコツ

一人暮らしを始めたばかりの方の中には、「犬や猫と一緒に暮らしてみたい」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。犬は日々の生活に活力を与えてくれますし、猫は静かに寄り添いながら癒しを与えてくれます。

しかし、動物との暮らしには責任が伴い、軽い気持ちで迎えることはできません。だからこそ、ご自身のライフスタイルに合った動物を選び、無理のない飼育環境を整えることが大切です。

今回は、一人暮らしでも犬や猫と無理なく暮らすための選び方や、飼育のコツなどについてご紹介します。

ライフスタイルに合った犬や猫選びの重要性

犬や猫を迎える際にまず大切なのは、ご自身の生活スタイルとの相性をしっかりと見極めることです。たとえば、外出が多い仕事をしていたり、不規則な生活を送っていたりする場合には、犬や猫にかけられる時間が限られてしまう可能性があります。

日々のケアを無理なく続けられるような選び方をすることが理想です。

費用・時間・住環境の現実的な評価

犬や猫との生活には、食費やトイレ用品、予防接種や病気に備える医療費など、さまざまな費用が継続的にかかります。特に一人暮らしでは、家計をしっかりと管理しながら余裕を持って飼育することが求められます。

さらに、時間的なゆとりも欠かせません。毎日の食事やトイレの世話、散歩や遊びの時間、通院など、犬や猫には日々のお世話が必要です。十分な時間を確保できるかどうかも、事前にしっかりと見極めておきましょう。

また、住環境も重要なポイントです。ペット可の物件であることはもちろん、周囲に動物が苦手な方がいないか、鳴き声などによるトラブルを避けられるかなど、事前に確認しておくことが大切です。

一人暮らしに適した犬種・猫種

忙しい日々の中で、ふとした瞬間に感じるその存在の大きさは、かけがえのない絆となるでしょう。そんな特別な関係を築くためには、ご自身のライフスタイルに合った犬種や猫種を選ぶことが大切です。

一人暮らしの飼い主様にも比較的迎えやすい犬や猫の種類は以下の通りです。

<一人暮らしに適した犬種>

犬を飼う上で気になるのが、「お留守番」の問題です。一人暮らしの場合、仕事で日中家を空ける時間が長くなるため、ある程度の時間を落ち着いて過ごせる性格の犬を選ぶことがポイントとなります。

また、以下の犬種は比較的環境に順応しやすく、人懐っこい性格をしているため、一人暮らしの飼い主様にも向いています。

・ポメラニアン
・フレンチ・ブルドッグ
・ミニチュア・シュナウザー など

そのほかにも、トイプードルは毛が抜けにくい犬種として知られています。そのため、一人暮らしでも掃除の負担が少なく、飼い主様にとっても日々のケアが楽になるというメリットがあります。

■小型犬のメリットとケアポイント
小型犬は散歩の距離が短くても満足してくれるため、忙しい毎日でも無理なく続けられます。また、室内飼いにも適しており、集合住宅でも飼いやすいのが特長です。

ただし、甘えん坊な子が多いため、短時間でもしっかりとコミュニケーションを取ってあげることが大切です。スキンシップや声かけを欠かさず、心のつながりを育んでいきましょう。

<一人暮らしに適した猫種>

猫は比較的一人で過ごす時間を好む動物です。そのため、飼い主様が仕事で留守にしている間も、あまりストレスを感じにくいという特性があります。トイレのしつけも比較的簡単で、散歩の必要もないため、一人暮らしにはとても適した動物といえるでしょう。

また、猫にも個性があり、活発で遊び好きな子もいれば、穏やかでのんびり過ごすのが好きな子もいます。たとえば、ベンガルやアビシニアンは好奇心旺盛で活発な性格をしており、日々の遊びが欠かせません。

一方で、ブリティッシュ・ショートヘアやラグドールは落ち着いた性格で、静かな環境を好みます。ご自身の性格や生活スタイルに合った猫を選ぶことが、長く幸せな関係を築くカギとなります。

一人暮らしでの犬や猫飼育前の準備

犬や猫を迎える前に、住居がペット可であることを必ず確認しましょう。賃貸物件では契約内容に「ペット可」と記載されていても、実際には犬や猫の種類や大きさ、頭数に制限があることもあります。

また、壁や床への傷防止、鳴き声への配慮などの対策を行い、近隣の方へも事前に一言伝えておくとトラブルの予防になります。

<賃貸契約の確認事項>

契約書には「小型犬のみ可」や「猫は不可」などの細かい条件が記載されている場合があります。後からトラブルにならないよう、契約前に管理会社へ直接確認しておくことが重要です。

<犬や猫に安全な室内環境づくり>

犬や猫の安全を守るため、観葉植物や電気コード、小さな雑貨など、誤飲やケガの原因になるものはできるだけ片付けましょう。また、玄関や窓のロックをしっかり確認し、脱走を防ぐ工夫も必要です。

緊急時の対策と社会的サポート

急な出張や旅行の際には、ペットシッターやペットホテルの活用が便利です。犬は日中の散歩が必要なため、個別対応のシッターとの相性が良く、猫は環境の変化に敏感なため、自宅でお世話をしてもらえるサービスがおすすめです。

ただし、犬の場合、他の犬と接することが苦手な子もいるため、ケージでの集団管理ではなく、個別に対応してくれる施設が安心です。

<緊急時の対策>

万が一、飼い主様が病気や事故などでお世話できなくなった場合に備えて、信頼できる家族や友人に連絡先や日常のお世話内容を伝えておきましょう。ほかにも、犬や猫の健康状態や食事内容などをまとめたメモを準備しておくと安心です。

よくある質問(Q&A)

Q:フルタイム勤務でも犬を飼えますか?
A:可能です。ただし、犬種の選び方や留守中の環境整備が大切になります。お留守番が得意な犬種を選び、ペットカメラや自動給餌器などを活用することで、安心して飼育が続けられます。

Q:突然の出張や残業が多い場合はどうすればいいですか?
A:信頼できるペットシッターの手配や、犬や猫のことを理解してくれている知人との連携が役立ちます。緊急時に対応できる体制をあらかじめ整えておきましょう。

Q:犬と猫、一人暮らしで飼いやすいのはどちら?
A:生活スタイルによって異なりますが、外出が多く静かに過ごしたい方には猫が向いています。一方で、外での活動やふれあいを大切にしたい方には犬の方が適しているでしょう。

まとめ

一人暮らしで犬や猫を飼うことは、心を豊かにしてくれる素晴らしい経験となる一方で、金銭面や時間的な負担、責任も伴います。だからこそ、自分自身のライフスタイルに合った動物を選び、無理なく、安心して暮らせる環境を整えることが大切です。

日々のふれあいを大切にしながら、犬や猫とのかけがえのない時間を楽しみましょう。


茨城県つくば市・牛久市・土浦市を中心に動物診療を行う

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