愛犬・愛猫の健康な歯を守る!|歯石・歯周病の予防法と早期発見のポイント|茨城県つくば市の『さくま動物病院』

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2024/10/01

わんちゃん,猫ちゃん,スタッフブログ

愛犬・愛猫の健康な歯を守る!|歯石・歯周病の予防法と早期発見のポイント

皆さんは、愛犬や愛猫の口内ケアはきちんとできていますか?歯石や歯周病は、口内だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、犬や猫の口内の健康を守るためには、飼い主様による日常的なケアが大切です。

今回は犬と猫の歯石や歯周病について、予防法や早期発見のポイントなどをご紹介します。


犬や猫の歯石とはなにか

歯石とは、歯に付着したプラークが石灰化したものです。プラークとは食べかすや菌により形成された薄い膜で、これが唾液中のカルシウムやリンと結合し歯石となります。歯石は歯磨きでは取り除くことができず、歯茎の炎症や歯周病、口臭など、さまざまなトラブルの原因となります。

歯周疾患について

歯石は細菌が繁殖しやすい場所となり、放置すると歯肉に炎症が発生します。これが歯肉炎であり、歯周疾患の初期段階です。歯肉炎が進行すると、骨や周囲の組織がダメージを受け、最悪の場合、歯が抜け落ちたり、根尖膿瘍(こんせんのうよう)ができて頬に穴が開いたりすることもあります。

さらに、口内で増殖した細菌が血流に乗って全身を巡り、心臓や腎臓に到達することで、細菌性心内膜炎や血栓、腎炎などの重大な疾患を引き起こす可能性があります。

歯石・歯周病の症状と早期発見のポイント

ご自宅でも愛犬や愛猫の歯石の付着状況や歯周疾患の有無を確認できるように、以下のポイントを参考にしてください。

・歯が黄ばんでいないか
・歯ぐきが赤い様子や腫れて柔らかい様子がないか
・歯ぐきから血が出ていないか
・食べ物を噛むときに苦しそうな表情をしたり、硬いものを避けたりする様子がないか
・よだれの量が増加していないか
・口の周りを触られるのを嫌がったり、怒りやすくなったりしていないか

愛犬や愛猫がこれらのポイントに当てはまる場合、歯石の付着や歯周疾患が進行している可能性があります。そのため、早めに獣医師に相談し、適切なケアを受けることが重要です。

自宅でできる歯石・歯周病の予防法

自宅で犬や猫の歯石を予防するためには、毎日の歯みがきが重要です。歯みがきは歯垢を取り除き、歯石の形成を防ぐための基本的なケア方法です。

歯磨きを行う際は、ペット用歯ブラシと歯磨き粉を使用し、優しく円を描くように磨きましょう。歯ブラシは犬や猫の歯に合ったサイズを選び、歯と歯茎の境目を重点的に磨きます。歯みがきは少しずつ慣らし、毎日続けることで口内環境を維持できます。また、犬歯と臼歯(奥の大きい歯)は歯石がつきやすいので、念入りに磨くようにしましょう。

どうしても歯磨きが難しい場合は、デンタルガムや歯のケアに特化した療法食を取り入れることも1つの方法です。

動物病院で行う歯石除去と歯周病治療

歯ブラシでは取り除けない歯石は動物病院でスケーリングを行うことで、きれいに除去することが可能です。

スケーリングの流れは以下の通りです。

1.スケーリングは全身麻酔を用いて行います。麻酔なしで処置を行うと、犬や猫が動いて歯茎を傷つけたり、スケーラーから出る水を誤って飲み込んだりするリスクが高く、非常に危険です。また、全身麻酔は体に負担がかかるため、事前に血液検査やレントゲン撮影を実施し、安全性をしっかりと確認してから処置を行います。

2.超音波スケーラーを用いて歯石を取り除きます。
3.専用のペーストを使って歯の表面を研磨する。

よくある質問

Q:歯磨きを嫌がる子はどうすればいい?
A:歯みがきがなかなかうまくいかないときは、以下の方法を試してみてください。

・徐々に慣らす:最初は指で歯を軽くマッサージするところからはじめ、徐々に歯ブラシに移行します。
・おいしい味の歯磨き粉:好きなフレーバーの歯磨き粉を選び、興味を引きます。
・短時間からはじめる:最初は数秒だけ歯みがきを行い、徐々に時間を延ばしていきます。
・おやつやご褒美:歯みがきの後におやつやご褒美を与えて、歯みがきを楽しい記憶にします。
・代替品の使用:歯磨きシートや歯磨きガムなどで歯のケアを行うことも効果的です。

Q:年齢によって気を付けるべきことは?
A:歯石は年齢とともに自然に蓄積していくものです。高齢になると持病が出る可能性が高まり、麻酔のリスクも増すため、7~8歳頃までに一度スケーリングを受けておくことが推奨されます。

まとめ

犬や猫の口内ケアは、歯周疾患や歯石の防止に加え、全身の健康を維持するためにも不可欠です。毎日の歯みがきと定期的な歯科チェックを行うことで、犬や猫の歯の健康をしっかりと維持することが大切です。


茨城県つくば市・牛久市・土浦市を中心に動物診療を行う

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